タミフルを服用する女性の写真

タミフルといえば一昔前に、子供の異常行動で話題になったので覚えている方も多いかと思います。危険な薬かと思われますが、成人が服用するには何も問題ありません。こちらではタミフルについて詳しく解説していきたいと思います。

パンデミックの為に備蓄されているタミフルと点鼻薬

インフルエンザに対しては、世界保健機関の推奨するウイルス株を参考にして、厚生労働省が選定したワクチンによる予防接種とタミフルやリレンザなどの抗インフルエンザ薬による治療や予防で対処しています。タミフルなどのノイラミニダーゼ阻害薬は、体内のインフルエンザウイルスを直接死滅させる効果が無い為、発熱や鼻詰まりなどの症状に対しては解熱薬や点鼻薬などの対処療法が必要です。
予防接種ワクチンは、従来ソ連A型亜種と台湾A型亜種、B型山形系の三価ワクチンでしたが、2015年~2016年の流行シーズンはB型ビクトリア系ワクチンが加えられた4価ワクチンが用いられています。又、アメリカやヨーロッパでは、鼻に噴霧するフルミスト点鼻薬型の経鼻インフルエンザ生ワクチンも用いられています。点鼻薬型の予防接種には、低音馴化させた病原性の弱いウイルスの生ワクチンが使用され、鼻に噴霧することで鼻腔粘膜で増殖し体内で抗体が形成されます。又、点鼻薬型の予防接種は、ワクチンの流行株が不一致でもインフルエンザに感染時の症状を軽症化してくれ、予防効果が80%~90%前後と高く有効期間が約1年と長いメリットがあります。
タミフルなどの抗インフルエンザ薬に関しては、H5N1やステルスウイルスH7N9などの新型インフルエンザウイルスによるパンデミックに対して国や地方自治体により備蓄されていますが、2028年8月に備蓄されているタミフルやリレンザが順次使用期限を迎える為に、備蓄費用が地方自治体の財政を圧迫しない方法が検討され、タミフルやリレンザに加えてイナビルやラピアクタなどの抗インフルエンザ薬の備蓄が検討されています。
又、パンデミックの対応策として、ノイラミニダーゼ阻害薬の効果が認められないインフルエンザウイルスに対してのみ、リボ核酸ポリメラーゼ阻害薬アビガンの使用が認められています。